“Japanese as a Community/Heritage Language”
CJCキャンベラ日本語学校
Canberra Japan Club Community Language School
Canberra
Japan
Club
CJCキャンベラ日本語学校とは?
私達は、キャンベラおよび近郊在住の小学生を対象にした、日本語を「継承語」として学ぶ機会を提供する日本語学校です。
日本語教育には日本語を第一言語としている人たちが学ぶ「国語教育」と、日本語を第一言語としていない人たちが外国語として日本語を学ぶ「日本語教育」がありますが、この中間にあるものが「継承日本語教育」です。
私達の学校に通う生徒のほぼ100パーセントが英語を第一言語として発達させていますが、乳児期より家庭で日本語に慣れ親しんでいるため、彼らにとって日本語は決して「外国語」ではありません。
私達は、子供たちの日本語能力の向上だけではなく、日本や日本文化への理解を深めることも重要な目的としています。また、未来の日本語継承を担う子供たちが、長期的、且つ持続的に日本語に親しんでいける環境づくりを支援しています。
「継承語」とは?
「継承語」という言葉は、1988年に言語学者の中島和子氏によって「Heritage Language*」の和訳として発表された新しい用語です。
自分達の母語とは異なる言語が使われている国に暮らす人々が増加している中、子供たちが育つ環境、つまり学校や社会で使用されている言語を「現地語」とするのに対し、親が主に家庭内で使用する現地語とは異なる言語、親から子供に受け継がれる言語が「継承語」です。現地語がそのまま子供の母語となる場合が多いのですが、継承語は「第二の母語」と言い換えることができるでしょう。
父親の母語と母親の母語と、複数の継承語を持つケースもありますが、当校では英語を「現地語」、日本語を「継承語」と定義しています。
*「Heritage Language」は主に北米で使用され、オーストラリアでは「Community Language」が同じ意味で使われています。